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農的住処 二地域居住の理想形

​安曇野・穂高有明の家 
 

敷地は北アルプスの麓、安曇野でも観光の賑わいのある里山の地域にあります。数年前より東京から本格的な農業研修に通われ、農的暮らしを求めて安曇野に拠点をつくることになりました。

平面計画では、パブリックとプライベートスペースを明確に配置しました。ピアノ室は浮床構造と遮音防音仕様による天井壁開口部とし、明るく豊かな「音楽室」という楽器づくりを目指しました。
LDKはオープンエアテラスとサンルームを中間領域に設え、菜園と繋がる作業動線を綿密に検討し決定しました。

外観意匠では、里山の景観を踏襲し次世代まで継承される色褪せない住宅を追求しました。登梁により大きくはねだした大屋根切妻、軒下は漆喰と杉板鎧下見張りにを施し、地域農家の佇まいを表現しています。建物内部はヴォイドにより自然光の導入と2階居室への暖気導入を可能にし、ハイブリット断熱の高気密断熱仕様により建物全体の温熱環境の均一化を実現しています。

 

建物設備性能としては、SMARTV2Hを採用し太陽光発電システム系統の電力をPHEV車に充電蓄電し夜間利用の電力を蓄えます。また、HEMS SMART HOUSE SYSTEMにより電力の見える化と遠隔地操作を可能にしたエネルギーのトータルマネージメントを実現しています。

東京-安曇野の二地域居住の理想形を追求し、安曇野の自然の恵みを享受する暮らし「農的住処」を実現しました。



ヴォイド:意識的に創りだされた構造物の存在しない空間のこと

 

場所:安曇野市穂高

規模・構造:木造2階 軸組み登り梁工法

敷地面積:736.46㎡

延床面積:162.43㎡

施工:CM分離発注方式

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​© OGAWARA SEKKEI

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