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内外空間をステップで繋ぐ 
坂道の家

 

敷地は飯島飯田線上郷トンネル上の丘、西端部北傾斜地、南と西の坂道に接する角地にある。

西側には里山田園風景からつながる、建て主が学校登山で登った思い出の風越山を望み、北側は擁壁下に校外型大型店舗駐車場、南側には市田柿畑があり視線が広がり眺望も楽しめるロケーションである。

 

計画での難題は坂道と急勾配北傾斜の敷地であった。

現況地盤を最大限生かし、切・盛り土を最小限にすることで、造成・建築コストを抑え、緩やかなステップで諸室を繋ぐプランを時間をかけて検討した。建主要望のビルトインガレージ・エントランス・階段書棚ホール・LDK・ガーデンテラスを和室中心に回遊動線とすることで、来客をエントランスから直接ガーデンテラスに招いたり、薪の搬入やBBQを楽しむことを容易にしている。

 

ガーデンテラスは垂木屋根で覆い隣地や外からの視線を気にせずくつろげる中間領域となった。外観意匠では、杉板押縁羽目板と左官壁による手作り感で色褪せない佇まいを表現している。

建物内部は、登梁工法により構造を魅せ傾斜天井とすることで妻側からの自然光の導入と2階居室への暖気導入を可能にし、ハイブリット断熱の高気密断熱仕様と蓄熱式床暖房・薪ストーブによる建物全体の温熱環境の均一化を実現した。

 

信州の自然をこの住まいで体感し、ご子息がこの地域で暮らす豊かさを享受するきっかけになればと願っております。

 

 

​場所:飯田市上郷

規模・構造:木造2階 軸組み登り梁工法

敷地面積:675.21㎡

延床面積:210.754㎡

施工:CM分離発注方式

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​© OGAWARA SEKKEI

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